感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

桶谷式 母乳で育てる本

桶谷式 母乳で育てる本

桶谷式乳房管理法研鑚会 小林 美智子
主婦の友社
単行本

お子が生後1ヶ月の頃。
乳腺が詰まって赤くなり、微熱が。
もしや乳腺炎?と焦り、また、母乳が足りてないかも?とミルクを足したりしていた時期でもあったので、この本を購入してみました。

ばななさんの日記に何度も出てきた「桶谷式」、マッサージがすばらしいらしいのです。もしもの時にはお世話になろうと考えてました。
この本にはマッサージのやり方は出ていないけれど、上手な飲ませ方やトラブル対策が詳しく書かれていてとても役立った。
食生活って大事なんだなあと痛感。

何より、母乳で頑張ってみようと思えたことが一番収穫だった気がする。

離乳食や断乳についての説明もあるから、今後も何度か読み返すだろうと思う。

母乳育児相談室を開業している方たちのリスト付き。
リストはHPでも見られるし、「桶谷式」で検索すればけっこうな情報も入手できちゃいますが、出産後にPCに向かってあれこれ調べるのは大変だと思うのでやっぱり本で読むのがオススメかな。

2006/04/27 Thu | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

ケンタロウの「おいしい毎日」

ケンタロウの「おいしい毎日」

ケンタロウ
講談社
単行本

料理家ケンタロウさんのエッセイ。
やはり食べ物の話が多いけれど、それ以外もアリ。
(カテゴリーは「お料理」に入れましたが、レシピではありません)

ブログ(ケンタロウのロッキン クッキン)」を読んでとても好きだなあと思ったので、本も買って読んでみました。

修飾語がすごく多い人、という印象。
何かひとつのことを言うのに、いろんな表現で攻めてくる。
なかなか話が進まないから、1つ目の話を読んだ時にはちょっとまどろっこしいなあとか思ってしまった。
でもそれって、この人の語り口に慣れていなかったのと、1つ目の話題があまり興味のない「釣り」だったからみたい。その後は楽しく読み進められました。

文章のテンポは良いし、表現も面白いものが多い。
口調にも、食べっぷりのいい男の人って感じが出ていて気持ちが良かったよ。
タイアップの話とか、ドゥオモの話が特に好きかな。

イラストもケンタロウさんが描いているらしい。
上手だなあと思ったら、元はイラストレーターだったんだね。納得。

2006/04/16 Sun | 本 > 趣味・実用 > お料理

育児の気がかりQ&A―生まれてから1才半までの不安や疑問を解決

育児の気がかりQ&A―生まれてから1才半までの不安や疑問を解決

ベネッセコーポレーション
ベネッセコーポレーション
単行本

さまざまな質問に、小児科の先生や保健師の方たちが答えてくれている本。
母乳、ミルク、泣き方、くせ、体の気がかり、発育発達、予防接種、離乳食、お世話、遊び、ママの心の悩みなどなど。

たくさん質問が載っているので役立ちそうなのだけれど、自分が疑問に思っていることは載っていないという残念な結果に。
私にとっては、聞くまでもないなあという内容か、これは我が子には当てはまらないぞという内容がほとんどでした。
痒いところに手が届かない感じ。
悪い本ではないと思うけど、これは買わなくても良かったなと思ってます。

2006/04/15 Sat | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

育児大百科―ひよこクラブ

育児大百科―ひよこクラブ

前川 喜平
ベネッセコーポレーション
大型本

おむつの替え方、母乳のあげ方、お風呂の入れ方、離乳食などの説明は、写真が多いし説明もかなり丁寧なので、とてもわかりやすい。
情報も探しやすいし、病気についてもひと通りの説明があるので、持ってても損はしないかなあという感じ。

いろいろな赤ちゃんの成長っぷりが載っている「52人の赤ちゃんの成長日記」はなくてもいいと思った。
「月齢別赤ちゃんの生活」だけで十分。
こういうの、「ひよこクラブ」でも見てるし。

「ひよこクラブ」を毎月買っているならば、多分この本は不要。
でも1冊にまとまっているから保存版としては良いのかも?

2006/04/15 Sat | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

今日もお天気 (誕生編)

今日もお天気 (誕生編)

桜沢 エリカ
祥伝社
コミック

帯には「育児ダイアリー」と書いてありましたが、まさにそんな感じ。
日常の出来事が、月齢ごとに1歳5ヶ月までマンガで描かれてます。あとはちょっとしたエッセイがところどころに挿入されているという構成。
絵が可愛らしいし楽しんで読めたけど、コマが大きいのであっという間に読み終わっちゃったのが残念。

特に役立つような情報はないけれど、育児の合間にぱぱっと読むには良いかも。

2006/04/13 Thu | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

陰日向に咲く

陰日向に咲く

劇団ひとり
幻冬舎
単行本

すごーく面白いです。
お子のお世話の合間合間で一気に読み終えてしまった。
やるな〜ひとり!泣いた所もあったもん。

短編集なんだけど、単なる短編の集まりとは言い切れないコワザが効いてる。
『おっ』って思うような意外なオチだし、つながり方もニクイのよ。
読み終えた夜は、彼と絶賛し合ってました。彼は比喩が秀逸だよねーと言ってたな。

久々に読んだ小説がこんなに面白くてシアワセ。
帯で恩田陸さんが書いているように、あと二冊は書いてもらわなきゃ。

2006/04/13 Thu | 本 > 日本の小説・エッセイ > か行 > 劇団ひとり

つれづれノート

つれづれノート

銀色 夏生
角川書店
文庫

銀色さんの本は、高校の時に詩集を1冊読んだきり。
当時は男の人だと思ってた。

つれづれノート、好きだと言っている人が多いから気にはなっていたのです。
ばななさんの日記にはまったのをきっかけに、ついに購入。

最初はちょっと読みにくいかなーと思ったけれど、途中からとっても楽しくなってきた。
笑っちゃう場面があったり、食べ物のことがたくさん書いてあるのが嬉しい。

イラストはヘタうまという感じ。
わあ上手!という風ではないのだけど、見てちゃんとそれと伝わる絵。

時々抽象的で上手く理解できない表現があったりして、詩人の人ってすごいなと思った。
頭の中にいろいろなものがあるんだろうな。少し羨ましい気持ち。
日々の生活も、どことなく独特で魅力的。2も読もう。

2006/04/12 Wed | 本 > 日本の小説・エッセイ > か行 > 銀色夏生

ベビーサイン―まだ話せない赤ちゃんと話す方法

ベビーサイン―まだ話せない赤ちゃんと話す方法

リンダ アクレドロ スーザン グッドウィン Linda P. Acredolo Susan W. Goodwyn たきざわ あき 小沢 エリサ・ヒライ
径書房
単行本

言葉を話し出す前から、赤ちゃんは本当にいろいろなことが理解できているのだそうです。
確かに、妹や友人のお子などを見ていると、こちらが言っている内容はわかっている様子。
しかし、赤ちゃんの言っていることは、「ん、ん」とか「あ〜」とか意味をなさない喃語ばかり。

ベビーサインとは、そういう時期にサインを使って上手くコミュニケーションを取っていこうというものです。

この本は本当に面白い!
赤ちゃんが言葉を習得していく過程ってものすごく興味があるんだけど、その辺りの説明もあって嬉しかった。

ベビーサインについての説明もわかりやすい。
教え方や使うコツ、サインのイラストなどもあり、実際にやってみようと思える内容。
強いて言えば、同じような説明が何度か繰り返されるのがちょっと不満だったかな。

我が子がもうちょっと大きくなったら、是非使ってみようと思います。

2006/04/09 Sun | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

娘。からママへ―石黒彩のLOVE2子育てレボリューション


元モーニング娘。石黒彩ちゃんの出産&育児日記です。
まず驚いたのは表紙の写真。
娘2人と一緒に写っているのだけど、コワイくらい真矢サンにそっくり!
思わずしみじみと見入ってしまったほど。

内容はちょっとした日記という感じ。
何をしたとか、娘の可愛さについてだとか書いてあることが多いので、特に『ほおほお』と参考に出来るようなことはナシ。
でも育児中、小さいことでも気になったり心配になったりしてるとこには共感できたな。
第二子を妊娠してからの長女の様子とかも興味深かったです。

あと、気になったのは星型とハート型のお麩。
おやつとか食べる時期になったら試してみたいなって思った。

買って読むほどではないかなあ。
でも軽く読めるし、この家庭ではこうなのか〜というのがわかるから、面白いといえば面白いです。

2006/04/07 Fri | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

私たちは繁殖しているピンク

私たちは繁殖しているピンク

内田 春菊
角川書店
2001/02
¥ 630
文庫

「イエロー」の続編。
同時に買ってたので続けて読みました。

産まれてちょっと経ってからのお話がメイン。
『こういう感じなのかあ』と思いながら読んでました。
いいなあ、私も絵が上手に描ければこんな風にあれこれ記録しておくのに。

流産や子宮外妊娠のことも描かれていたけど、息子がことばを覚えていく様子にページが多く割かれていたかなあ。
ことばについての部分はすごく興味深くって、自分が出産してしばらくしてからまた読み返したいなって思った。
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2006/04/06 Thu | 本 > コミック > マンガ > 内田春菊

贅沢なお産

贅沢なお産

桜沢 エリカ
飛鳥新社
単行本

桜沢エリカさんの、自宅出産体験記。
マンガは読んだことないんだけど、出産モノということで手に取った。
字がかなり大きくて、あっという間に読めちゃいました。
ところどころにある挿絵やちょっとしたマンガも楽しいです。

「育良クリニック」に「ホメオパシー」、「チャネラー」、「育児の百科」。
ばななさんの日記に出てきた単語がここにも・・・ということで共通点感じまくり。

自宅出産という選択肢は検討したことがなかったし、そもそも出産後に読んだので参考にするという感じではなかった。
だけど自宅での出産ってこういう風にやるんだというのがわかってすごく面白かったな。

信頼出来る助産婦さんを見つけ、リラックス出来る自宅での出産。
良いかもなあとは思うけれど、リスクを考えると怖い。
ハプニングで助産婦さんがすぐに来てくれなかったエピソードを読んで更に怖くなっちゃった。
だって私だったら、来てもらう前にもう産まれちゃってたよ!
せっかく良い助産婦さんを見つけても、当日に別の人だけだったらガッカリだと思う。
でも産む時の体勢はすごく羨ましかったな。

この本、2、3日前にドラマ化されていたけど、結局予告しか見なかった。
どんな感じだったんだろう。ちょっと気になる。

2006/04/06 Thu | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

赤ちゃんのいる日々―yoshimotobanana.com5

赤ちゃんのいる日々―yoshimotobanana.com5

よしもと ばなな
新潮社
文庫

ばななさんの日記、第五弾。
勢いづいてどんどん読んでます。
なぜこんなに引き込まれるんだろう。すごいや。
ぷぷっと笑っちゃう表現あり、真面目に考えさせられる文章あり。
そういうメリハリがいいのかなあ。

接客に対する目が厳しいところも好き。

育児に関してはやっぱり興味を持って読んでしまいます。
桶谷式もホメオパシーもこれで知ったよ。
タケモトピアノのCMも気になる!

ものすごく忙しそうな日々で大変そう。
でも子供を預けられる相手が近くに複数いるっていうのはちょっとウラヤマシイな。

2006/04/06 Thu | 本 > 日本の小説・エッセイ > や行〜その他 > よしもとばなな

私たちは繁殖しているイエロー

私たちは繁殖しているイエロー

内田 春菊
角川書店
文庫

10年近く前に友人から単行本を借りて読んだのが最初。
妊娠を機に文庫で購入しました。

再読とは言え、内容はほぼ完璧に忘れちゃってました。
新鮮に読めたし、やっぱり以前よりも楽しめたかも。

あちこちに「このマンガはフィクションだから真似しないように」とかって書いてあるものの、半分くらいはホントかな?って思うと興味深い。
ほえ〜と思うような豆知識も出てきて面白かったです。
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2006/04/04 Tue | 本 > コミック > マンガ > 内田春菊

こんにちわ!赤ちゃん―yoshimotobanana.com〈4〉

こんにちわ!赤ちゃん―yoshimotobanana.com〈4〉

よしもと ばなな
新潮社
文庫

日記第四弾。
文章の感じが好みなのでグングン読んじゃった。
食べた物やお友達との会話、どれも何だか楽しいのです。

この巻のばななさんは、ちょうど出産前後の時期。
なので興味深い部分がたくさんありました。
お子のマナチンコくんの様子とか、ばななさんの心身の変化とか。
トコチャンベルトやインファントマッサージ、育児の百科について書いてある箇所も気になったなあ。
出産の直前〜直後の辺りは、自分が『これ陣痛?』と思ったとき先に読んで参考にしたり。
というわけで、私にとっては「日記」という以上に価値ある本でした。

2006/04/04 Tue | 本 > 日本の小説・エッセイ > や行〜その他 > よしもとばなな