感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

純愛カウンセリング

純愛カウンセリング

岡村 靖幸
ぴあ
単行本

まさか岡村ちゃんが本を出すとは・・・。
今年は、今までの沈黙が嘘だったみたいにイロイロで嬉しい限りです。

この本は、『純愛とは何か?』をテーマに、岡村ちゃんが対談の旅をしていくという内容。
「ときメモ」のプロデューサーやゲイバーのママ、スワッピング嗜好を持つ夫婦や精神科医、さまざまな職業の人々と対談を繰り返していきます。

岡村ちゃんが話している(文字だけど・・・)様子が新鮮なのはもちろんですが、内容もまた新鮮で面白かった。
普段接点のない人たちばかりだから、『こんな風に考えてるんだ〜』とか思いながら読んでました。
そして、対談相手がみんな素敵な人に思えたなぁ。
例えば田原総一郎に対して、食わず嫌いというと変だけど、あまり知らないのにちょっと嫌悪感があったんです。
でもこれを読んだら好感が。
よく知りもしないで嫌ったらダメですね。

それから、対談の中で、いろいろな本からの抜粋が岡村ちゃんの口から飛び出してました。
それは対談相手が書いた本に限らずで、随分本を読んでるんだなあって思いました。

読み終わって、私の中で岡村ちゃんの魅力が更に増しました。
帯に「愛とエロスとFUNKの貴公子、純愛を語る」と書いてあったけど、まさに(笑)。
あ〜ん、ますます好きになっちゃったよーっ。

「岡村靖幸」を知らない人でも興味深く読める内容だと思いますので、是非!

2004/12/13 Mon | 本 > 日本の小説・エッセイ > あ行 > 岡村靖幸