感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

似ッ非イ教室

似ッ非イ教室
4062635852清水 義範


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ちょこちょこチマチマと読み進めてました。
この作品、エッセイのようでフィクションなんです。

いかにもエッセイ風に仕立てて書かれているのだけど、ちょっとずつどこかで外れていくの。
フィクションと知らずに読んでたら、途中で『あれっ?』となるんじゃないかな。

気軽に読んで、エッセイっぽさにニヤッとするのが楽しい読み方かも。

2005/08/21 Sun | 本 > 日本の小説・エッセイ > さ行 > 清水義範

ハサミ男

ハサミ男
殊能 将之

おすすめ平均
やられた・・・
中盤までは…。
興味津々…
どんでんがえし
日常

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少女の首にハサミを突き立てて殺害する「ハサミ男」。

「ハサミ男」は3人目のターゲットを付け狙い、準備を整えていた。
しかし、いよいよというところで、ハサミ男はターゲットが殺されている現場を発見してしまう。
凶器も手口も同じ・・・偽ハサミ男の出現。
本物のハサミ男は、偽者に興味を覚えて調査を始めます。
もちろん、警察でも捜査が進行。

ラストには、意外な展開が大きいもので2つ用意されてました。
その内の1つは、前半で『これはもしかして・・・』と気付いてしまっていたのだけど、それでも面白かったです。

読み終わってすぐに、もう一度確認しながら読みたいなあと思うような作品でした。
何となく読み進めていた部分も、読み返したら『そうだったのか!』って思う気がする。

ラストの後はどうなったんだろうと思うと、少しモヤモヤ。
でも、そういうことをアレコレ想像しちゃうってことは、やっぱり面白かったってことなんだろうな。

2004/09/24 Fri | 本 > 日本の小説・エッセイ > さ行 > 殊能将之

Y

Y
佐藤 正午

おすすめ平均
もしも…
「たられば」話し
スピード感があってよかった。
おもしろ過ぎる!!
いろいろ考えせられました。

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物語の発端は、主人公「秋間文夫」のもとに掛かってきた一本の電話。
相手は「北川健」という男で、高校の同級生であり、かつて秋間文夫の親友だったと言う。
しかし、秋間にはまったくそんな記憶はなかった。

数日後に、秋間は北川が書いた物語を代理人から手渡される。
躊躇しつつも読み進めるうちに・・・という感じの始まり。
設定が、最近読んだ「七回死んだ男」「ライオンハート」と似た印象を持ったなぁ。
あぁ本当にこういう題材の話ってよくあるんだと思ったけれど、やっぱり面白く読んでしまった。
こういうのが好きってことなのかも。

半分くらい読んだところで家事をするために手を止めて、食器を洗いながら今後のストーリーをあれこれ考えてみたりしてました。
ちょっと近い展開になったから何となく嬉しくなったり。
でも意外な事実もあったりしたので、最後まで楽しんで読めました。

裏表紙の説明には「時間を超えた究極のラブ・ストーリー」と書いてあったけど、それはちょっと違う気がした。
どちらかと言うと、友情とか縁とかって要素が強いかも。

ラストの後に起こる北川健の人生が気になる!
この点で、かなり余韻を残された作品でした。

2004/09/15 Wed | 本 > 日本の小説・エッセイ > さ行 > 佐藤正午

解夏

解夏
さだ まさし

おすすめ平均
よかったです
私たちも。。
映画から観たのですが
私の解夏
素晴らしい作品群

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映画化で話題になっていたのと、彼が「さだまさし好き」なので気になって読んでみました。
そもそもはミュージシャンなのだからとそんなに気負わずに読み始めたのだけれど、思いのほか素敵な作品でした。

「解夏」は失明する病気にかかってしまった青年のお話です。
まわりの人々はみんな優しく、主人公も一生懸命。
何だか切ないような気持ちで一気に読みました。
さだまさしがあんなに温かい文章を書くなんて。
たしかに歌詞はストーリー仕立てになっている印象だけど、グイグイ引き込ませるように書ける人なんだなあと少し驚きました。

風景の描写も多いのですが、イメージ下手な私にしては珍しく周りの情景が目に見えるようでした。
そういった風景も含めて、いつまでも心に残っていきそうな作品だと思います。

実はこの本は短編集という感じで、4作品が収められています。
長編だと思っていたので『あれっ?』と思いましたが、残りの3つも素敵なお話ばかりなんです。
胸をいっぱいにしながら夢中で読み、読後感良くいつまでもあれこれ考えて1日過ごしていました。
長編で没頭した時間が長い作品だけが余韻を残すわけでは決してないということを改めて思い知らされました。

中古じゃなく本を買ったのはすごく久しぶりなんですが大満足です。
さだまさし、おそるべし!

2004/01/14 Wed | 本 > 日本の小説・エッセイ > さ行 > さだまさし

東京ホリデイ-散歩で見つけたお気に入り-

東京ホリデイ―散歩で見つけたお気に入り
杉浦 さやか

おすすめ平均
癒し系東京
お散歩が楽しくなる♪
読んだら、行きたくなる場所

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本屋さんで見つけて即ゲット。可愛いんだもん。

東京のみどころをイラストつきで紹介してあります。
みどころとは言っても話題のビルとかそんなんじゃなくって、普通のガイドブックには載っていないような小さなお店や路地に目を向けてる。
プラプラ歩いてノンビリと過ごすのに最適って感じのセレクトなんだよねー。
目のつけどころが素敵な楽しみ方もイロイロ。
ところどころ小さく写真もついてるよ。

見てるだけでも十分楽しめるんだけど、手書きの地図もついてるから実際に行ってみるのもよさそぅ。
この人の本を読むといつも”再発見!”って感じで嬉しくなります。
東京もいいもんだよね♪

2003/05/01 Thu | 本 > 日本の小説・エッセイ > さ行 > 杉浦さやか

お散歩ブック

お散歩ブック
杉浦 さやか

おすすめ平均
日常のささやかな幸せを再発見!
とにかく探した本です。
毎日散歩がしたくなる
散歩してみよう
everyday is a good day

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会社を辞めてから昼間外に出ることが多くて、『あ、お散歩ってのもいいねえ』なんて思って買った本。

忙しくしていると気付かないような小さな発見がいっぱい!
可愛らしいイラストのまわりにもこまごまとした情報が描いてあって、見ているだけでも楽しいし、ワクワクしてきます。

LOMOを買って以来、外をぷらーっと歩いたりするようになったけど、そんな一人歩きを更に楽しくできそうなアイデアが満載。

出不精の私も『お散歩いくぞーっ』って気になって、フットワーク軽くなっちゃうかも(笑)。
まずは近所から、あちこち歩いてみようかな。

2002/09/01 Sun | 本 > 日本の小説・エッセイ > さ行 > 杉浦さやか