ゲームの名は誘拐
ゲームの名は誘拐 | |
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主人公は「佐久間」。
物語は、ずっとこの人視点で進んでいきます。
佐久間が、仕事上のあることで葛城に恨みを持つところから話はスタート。
彼は葛城の娘「樹理」と半ば偶然に出会い、狂言誘拐を実行することになります。
葛城も佐久間も、共に「ゲームにはいささか自信がある」と豪語する男。
樹理と共犯関係を結んだ佐久間は、ゲームに勝つことができるのか?
狂言誘拐の進め方、現金の受け渡しまでの駆け引き、かなりドキドキしながら読み進めました。
上手くいかないかも、どこかで失敗するかもと思うとやっぱり読んでいても緊張しちゃう。
犯罪者側の視点で描かれている作品って、読んでいる時のドキドキ度、すごいですよね?
で、ある決着を見せたところで少し一息ついたわけなのですが、まだページは3分の1ほども残っているの。
ああまだ終わらないんだなあ、この先はどうなるの〜?と、興味津々。
そこからはまたドキドキの展開でした。
面白かった。
善人がほとんど出て来ないんだけど、不思議と嫌な気持ちにはならず。
素直に展開を楽しめました。