感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション
B0002Z7QDM大沢たかお 片山恭一 行定勲 柴咲コウ

おすすめ平均
stars卒業生達に捧ぐ 一瞬が永遠にも思えた時間
stars映画>テレビ>本
stars映画版の方が好きです
starsタイトルが臭い?と思って敬遠してたのですが
stars設定がちょっと・・・

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ものすごく苦痛を感じながら何とか最後まで観ました。
TV版の後に見たということもあるけど、何だか受け付けなかったのよー。
大沢たかおと森山未來くんは好きなのになぁ(2人の雰囲気がとても似ていたので驚いた)。

原作からの広げる方向が間違ってると思う!
TV版が原作の足りない部分を補いつつも設定をある程度大胆に変え、それを上手くまとめながら広げて描いてくれてるのに対し、映画は原作を削りながら物足りない所はそのまま残し、変なところを広げてしまっている感じなの。
だからまったく感情移入が出来なかったよ。

亜紀と朔太郎はいつの間にか仲良くなっちゃってるし、一瞬で病気になっちゃうし、気がつけば死んじゃってるし。
主役が17年後の朔太郎と彼女の「律子」になっちゃってるんだもんなぁ。
亜紀が亡くなった直後の朔太郎の気持ちや行動なんて丸っきり無視なんだよ。
何だコレ。

どちらか観るなら絶対にTV版がオススメです。

2005/05/29 Sun | 映画 > 邦画 > さ行

わたしがふたりいた話

わたしがふたりいた話
4061470035手島 悠介

おすすめ平均
starsわたしがふたりいた話

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小学校の頃に読んだ本。再読しました。

自分の家の電話から自分の家の電話番号にかけてみると、当然お話し中を知らせる「ツーツーツー」という音が鳴りますよね。
ところが、このお話では違うのですよ。

主人公の「みどり」が、電話をかけるべき相手が見つからなくて何となくやってみたことでした。
お話し中の音で終わるはずだったのに、不思議なことが起こるんです。

読んだ当時は、すごく不思議でワクワクしつつも、ちょっと怖いような気分になったことを覚えています。
『ありそうでないけど、だけどもしかしてあるかも?』な不思議。
昔からこういうのが好きだったんだなあ、きっと。

いま読んでも楽しめました。
セリフの感じが小学生らしくない丁寧さなんだけど、「全国学校図書館協議会・選定図書」だということを考えれば納得かな?
先生への敬語の使い方とか、こういう本から知らず知らずに学んできたのかもしれないしね。

2005/05/25 Wed | 本 > 児童書

秘密。

秘密。―私と私のあいだの十二話
4840112347吉田 修一

おすすめ平均
stars相手はどう考えているのか
stars小粋な短編集
stars12人の作家

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12人の作家たちの作品が収録されています。
それぞれが2つずつストーリーを書いていて、その2つは同じ出来事なんだけど別の人物からの視点で描かれているの。
「冷静と情熱のあいだ」のような、古くは「なぎさボーイ」「多恵子ガール」(古すぎ 笑)のような感じと言えばわかってもらえるかな?

執筆陣が(私にとってかなり)豪華。即買いでした。
ひとつひとつは短編だから、ちょっとした時間でも読めちゃいます。
しかもどれも面白いのよー。
趣向自体が好きというのもあるとは思うけど。

ダ・ヴィンチに連載されていたのでいくつか読んだことがあったんだけど、掲載は一組単位じゃなくて一つずつだったの。
こういうのとは知らずに、ストーリーの片割れだけ読んでた訳だけど、それでも楽しめてました。
それが本にまとまったら裏側視点でも読めちゃうんだよ、シアワセじゃない??オススメです。

2005/05/23 Mon | 本 > 日本の小説・エッセイ > や行〜その他 > アンソロジー

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ DVD-BOX
B0002KU98Q山田孝之 片山恭一 綾瀬はるか 緒形直人

おすすめ平均
stars愛・友情・家族・そして命・・・。
stars「映画とは違う、たかだか3ヶ月の連ドラ」
stars今世紀最高のTVドラマ
stars何もいらないと思う。
stars山田君の演技力は、すごい!

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小説がそれほど感動的じゃなかっただけに放送時は見ていなかった作品。
再放送を録画しておいて、まとめて観ました。

これは素晴らしい作品!
原作で薄っぺらく感じていた部分を見事に膨らませてくれているし、オリジナルな設定も決して余計じゃないと思える馴染み方をしてました。
主役二人以外の登場人物たちも深く描かれていて、毎回が涙でした。

原作で好きだったおじいちゃんのセリフは出て来なかったけど、すぐにそんなことどうでも良くなっちゃった。

山田くんの演技はスゴイね。
後日特典映像を借りて見たんだけど、最初からあの涙の演技、まさに「プロ」って感じでした。

音楽も素敵だし、キャストも豪華。
文句ナシです。
あの原作をよくぞここまで!と思うくらい良い作品に仕上がってましたよー。オススメです!

2005/05/22 Sun | TVドラマ > 日本

ステップファザー・ステップ

ステップファザー・ステップ
4062632853宮部 みゆき

おすすめ平均
stars続編を書いてほしいくらい。
starsとにかく読後感がすばらしい!!
starsほのぼのとしたあったかさ
stars面白い!
starsほのぼの

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久〜しぶりの宮部みゆき。
感想文を書くようになってから読んでないんだから、少なくても3年以上ぶりです。
読みやすさ、先が気になる展開はやっぱり流石。
この作品も面白かったよ。

プロの泥棒と、あるきっかけで知り合いになった双子の男の子たちがメインな登場人物。
連作で7つお話が入っていて、それぞれの中で事件が起こり解決されます。
各ストーリー毎に、この泥棒と双子たちが知り合いになったきっかけのエピソードが語られてるのね。これが鬱陶しかった。
連載物が本になったのじゃないかと思うんだけど、いちいち説明されるので『えーいもう知ってるから!』と言いたくなっちゃったよ。

内容は難しくなく、軽い感じ。
でもそれぞれのストーリーの最後にはちゃんと『なるほどー』っていう部分があって楽しめました。

2005/05/18 Wed | 本 > 日本の小説・エッセイ > ま行 > 宮部みゆき

いちばん初めにあった海

いちばん初めにあった海
4043539010加納 朋子

おすすめ平均
starsこころ救われる物語
starsふたりの主人公
stars心の彷徨い・・・海に漂う記憶
stars絆と魂の再生
starsふたりの女性の再生のものがたり

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2作品が収録されています。
ひとつめは、表題の「いちばん初めにあった海」。
読み始めた時、ちょっと『あれ?』と思いました。
何かモヤモヤするというか、すぐには入り込めなった。
前に読んだ「ななつのこ」みたいなホノボノ感がなかったからかな?
文章に親近感が湧かなかったのです。

でも、途中からはけっこう夢中で読んでました。
千波(主人公)が<YUKI>のことを思い出せるのか、本の謎、千波の過去。
それらが全部つながった時には、ちょっと感慨深い気分になりました。
本の裏の紹介には「感動のミステリー」と書いてあるんだけど、『謎が解けてスッキリ!』っていうよりは『あぁそうだったのね・・・』って感じ。わかりにくい?(笑)

そして2作品目。「化石の樹」です。
これは読んでいる途中で『あれっこの子ってもしかして・・・』ってなった。
上手いよなぁ。

両方とも、「ほのぼの」という雰囲気ではないかな。
でも読後感は悪くなかったです。
『何となくしみじみ』って気分になりました。

2005/05/18 Wed | 本 > 日本の小説・エッセイ > か行 > 加納朋子

映画ドラえもん のび太と鉄人兵団


面白かったー。
ハラハラしちゃうし、終わり方も良かった。
私は原作を読んでいないので、余計に面白く感じるんだろうな。

2005/05/05 Thu | 映画 > アニメ・CG > 日本