月の影 影の海(上・下)
月の影 影の海〈上〉十二国記 | |
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月の影 影の海〈下〉十二国記
小野 不由美
タイトルはマンガの「海の闇、月の影」とかぶって混乱してしまいますが。
雑誌でひたすら絶賛されていたので読んでみました。
架空の十二国の物語。
その雑誌で『東洋のファンタジー』と言っている人がいたけど、まさにそんな感じ。
架空の国だし、架空の動物がでてきたりするところから見ても間違いなくファンタジーではある。
だけど設定がすごく緻密。
どんだけ練りこんでから書けばこんな話ができるんだろう?って思うくらい。
こういう話を思いつく脳みそがステキ。
読み始めてすぐに引き込まれちゃって。
難しい言葉がでてきたり理解するのに戸惑う場面もあるんだけど、それでも面白く面白く読み進められます。
それと、表現がすごく多彩。
こんな日本語もあるんだって感心したり、きれいな表現だなーって感動したりする。
サブタイトル(?)に『十二国記』と謳っているだけあって、
これはシリーズものです。
この「月の影 影の海」を第一部だとすると、現在第七部まで刊行されてます。
私はいま第三部に突入したところなんだけど、相変わらず面白いし
表現の仕方も冴えっぱなしという感じ。
いい本見つけちゃったなー。嬉しいなー♪
んも〜、どんどん読みたい!