夢ノキロク
15名のクリエーターさんたち(網中いづる・荒井良二・飯野和好・小岐須雅之・小井沼由紀・コロボックル・セキユリヲ・たかぎなおこ・長崎訓子・ヒダキョウコ・平澤まりこ・メグホソキ・柳原良平・やまだないと・寄藤文平)が、自分の見た夢を絵で表現するという本。
それぞれ見開き4ページずつで、大抵の人は2篇の夢を描いている。
絵にかかわるお仕事をされている方ばかりなので、さすがにどれも素敵。
現実の延長のような夢もあれば、いかにも夢だなあという幻想的な夢もあり、見ているだけでワクワクしてしまった。
絵の後には、その夢についての分析もあり。
ただ、この分析を誰がしているのかが不明なのよねー。
一週間だけ夢日記が書けるようになっているページがあって、そこの表紙に『自分で分析したくなったら鞭羊子という人の「夢の辞典」を参考にするように』ということが書いてあるので、もしかしたらこの人なのかもしれないけれど。
誰が夢分析しているのかがわからなかったので、読んでいても何だか腑に落ちなかった。ちょっとこじつけ?って思ってしまう解釈もあったし。
実際に夢を見た本人から分析へのコメントがあったら良いのになと思った。
大概の本にあるような、「目次」や「出版へのいきさつ」といったものがまったくないのでちょっと不思議だった。イラスト集、みたいな位置付けなのかな。
小岐須雅之さんの夢が、いかにもメッセージ色が強そうだったので心惹かれた。
あとは、やっぱり絵が上手だとこうやって見た夢を伝えられるからいいなあと思った。