感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

22を超えてゆけ―宇宙図書館(アカシック・レコード)をめぐる大冒険


「夢の調査」に携わるマヤは、とある夢を見たのをキッカケに、それを解き明かすため宇宙図書館へとアクセスする。そして、太陽の国へを目指すことになるのだった…。

小説の体裁をとっているけれど、著者がこれを書いたきっかけが臨死体験や夢だったり、途中の注釈が詳細だったりするので、事実に即しているのかなあという印象。

興味深い内容で面白く読んだけれど、後半は何やら難しくなってきて『???』となったことも何度か。図解とかしてくれてはいるものの、やっぱり理解できなくて。
でも『こんな世界もあるのね』と羨ましく思った。
エドガーケイシーも利用してたんだよね?宇宙図書館(アカシックレコード)。行ってみたーい!

いま見たら、「太陽の国へ―22を超えてゆけ〈2〉」という続編も出ているらしい。ちょっと気になるけど、もっと難しそうな気がするなあ。

あ、あと、誤字脱字がすごかった。初版だから?

2007/06/06 Wed | 本 > 趣味・実用 > 夢

春期限定いちごタルト事件

春期限定いちごタルト事件

米澤 穂信
東京創元社
文庫

タイトルに惹かれて購入。
高校1年生の小鳩くんと小山内さん。2人はわけあって小市民を目指す身。目立たず地味に過ごしたい2人なのに、なぜか出会ってしまう事件とは…。

事件と言っても殺人などではなく、ちょっとしたこと。たとえば二枚の絵の謎。ココアの謎。小さな謎なのです。でも気になる。主人公たちは、解きたいけど解きたくない、でも解かなきゃという感じで謎を解いていく。その様子が、あまりない感じで新鮮だった。

日常で起きる小さな不思議にも謎は隠されている、ってところが好き。加納朋子とか北森鴻の作品でもこういうのあるよね。
別に、人が死んだり大犯罪が起きたりしなくたって、謎解きは面白いなあって思った。
この著者の作品は初めて読んだので、他のも手を出してみたいな。

2007/05/31 Thu | 本 > 日本の小説・エッセイ > や行〜その他 > 米沢穂信

トリツカレ男

トリツカレ男

いしい しんじ
新潮社
文庫

ジュゼッペは、通称「トリツカレ男」。次々といろいろなものにとりつかれては、周りが見えなくなるほどに夢中になってしまう。そんなトリツカレ男がもっとも深くとりつかれたのは…。

文字が大きめで行間も広め。語るような文体。童話のような物語でした。

1章を読み終えた段階では、『特にオチはなくて雰囲気を楽しむお話なのかな』という印象だった。でも間違いだった。何とも先の気になるストーリー展開。過去にとりつかれていたことがきちんと財産になっているところに気持ち良さを感じつつ、一気に読み終えました。

途中で切ない場面がありながらもちゃんと素敵に終わっていて、読後はあったかーい気持ちに。もう一度、今度はゆっくり読み返したいなと思わせられる作品でした。

2007/05/25 Fri | 本 > 日本の小説・エッセイ > あ行 > いしいしんじ

楽婚レシピ〜オットと仲良く暮らすレシピ24〜

楽婚レシピ〜オットと仲良く暮らすレシピ24〜

ほしの ゆみ
宙出版
単行本(ソフトカバー)

著者の日記「絵日記でもかいてみようかNEW」は好きだし、前作の「奥さまはマリナーゼ」も楽しく読んだんだけど、これはちょっと合わなかった。

オットと仲良くするためのレシピというのがテーマ。
まずテーマに沿ったマンガがあり、次の見開きでそれについてゆみぞうさんが語るというパターンで進んでいきます。

この人の絵日記は、『そうそう。同じ同じ〜!』って笑っちゃうところが多くて楽しかったの。もちろんこの本でもそれはあったのだけど、コマ数が多かったり文章になったりすると何か鼻についてしまったというか。

こんな風にしてはいかがですか?っていうスタンスで書かれているから、前みたいに「そうそうそう」って感覚が持てずに何となく上から言われているような印象を受けてしまったのかもしれない。『言われなくてもやってるよ〜』って思っちゃったの。
もともと、仲良く暮らす方法が知りたいと思って買ったわけじゃないから余計にそう感じたんだろうな。そういう企画で出された本なんだし、ゆみぞうさんのせいでも何でもないんだけどね。

2007/05/13 Sun | 本 > コミック > コミック・イラストエッセイ

願望を実現する驚異の夢見術―夢をコントロールすればすべてが可能になる!


友人マアちゃんから借りて読んだ本。

大きく分けると、前半は夢で願望を実現した人々のエピソードや言い伝えなど、後半は夢をコントロールするための具体的な方法、という構成。

明晰夢(夢で夢と自覚する)を見るためのコツが興味深かった。「あなたを変える夢見術入門」が参考引用文献に入っているのでこれと重なる部分もあるのだけれど、著者自身の経験も織り交ぜられているので、改めて『やってみるぞ!』という気になった。

「全能夢」という言葉も出てきたけれど、これについては初めて聞いたなー。著者の考えた言葉なのかしら。
この本を書いた「川島陽二郎」という人、裏表紙によると日本サイ科学会の会員らしい。それって何?と思ったら、『日本最大の超常現象専門学会』らしい。んー、ちょっとあやしげ?

2007/05/12 Sat | 本 > 趣味・実用 > 夢

12cmの丸型ひとつでできる小さくてかわいいケーキ

12cmの丸型ひとつでできる小さくてかわいいケーキ

検見崎 聡美
主婦と生活社
単行本

タイトル通り、12cmの型で作れるケーキのレシピがいろいろと紹介されています。

これ、良いです!
ほとんどが簡単な手順なので、気軽に作れます。「簡単」というだけなら他にいくらでもそういうレシピ本はあるだろうけど、これは「12cm」というところがポイント。
小さいって、想像以上にいいですよー!今まで『2人じゃ食べきれないから人が来るときに…』とか『冷凍庫少し空けてから作ろう…』などと考えてから作っていたのが、今じゃ食べたい時が作る時です。材料も少しでいいから、大抵は冷蔵庫に入ってる分で足りちゃうし。計量も混ぜるのもすっごくラクチン。そして、出来上がったらその日の内に2人で完食、持ち越しても翌日にはペロリです。

私はこのシリコン型を買ったのですが、オススメ。

シリコン製菓用品(ケーキ型)デコレーションケーキ型SIL−48 11.5cm
バター塗らなくてもツルッと抜けるし、洗うのもラク。11.5cmだけど問題なく使えているし、最近で一番良い買い物だったかも。

2007/05/06 Sun | 本 > 趣味・実用 > お料理

しゃばけ

しゃばけ

畠中 恵
新潮社
文庫

主人公は、廻船問屋「長崎屋」の一人息子、一太郎(若だんな)。でもこの一太郎、主人公だというのに弱〜いの。小さい頃から体が弱く、すぐに寝込んでは生きるか死ぬかの騒ぎにまでなったりして。だから大事に大事に大事に扱われていて、ちょっと咳き込んだだけでも外出禁止になってしまうほど。そんな若だんながある夜こっそり外出したら、なんと人殺しに出くわしてしまい…という所から物語は始まります。

長崎屋の手代として働きつつ若だんなのお世話をしている2人の男性、彼らは実は妖(あやかし)。他にも若だんなの周りには、幼い頃から自然にそばにいた妖たちがたくさん。若だんなは、彼らの協力を仰ぎながら事件のことを調べることに。

若だんながとっても弱っちいのにとっても危ない目に遭うので、読んでてドキドキしてしまう場面も。だけどそこが面白い所かもしれないなあ。そして妖たちは、怖いとかそういうイメージではなく、何だか可愛い印象。これも魅力。

ストーリーも面白いし、文章も読みやすい。これはシリーズ化されるのも納得です。今ダーリンが読み始めているのだけれど、「ハリー・ポッター読んでる時みたいな気分になった」と言っていました。ほんとそんな感じ。完璧じゃない主人公、不思議な存在(でも怖くない)、独特の世界。思い返してみて、かなり言い得ていたので思わず感心してしまったよー。

2007/05/02 Wed | 本 > 日本の小説・エッセイ > は行 > 畠中恵

しろいうさぎとくろいうさぎ

しろいうさぎとくろいうさぎ

ガース・ウイリアムズ まつおか きょうこ
福音館書店


入籍記念日にダーリンがプレゼントしてくれました。
原題が「THE RABBITS' WEDDING」なのでピッタリ!
以前から気になってた本だから更に嬉しい。

絵は割と繊細な線で描かれているのだけど、うさぎたちの表情がとっても豊か。
心情がものすごく伝わってきて、見れば見るほどグッときちゃう。
楽しい時ならではの不安とか、わかるっわかるよ〜という感じ。

ゆっくりとストーリーは進み、そして穏やかなシアワセ。
いいなあ、素敵だなあ。

私がそうだったように、結婚のお祝いや結婚記念日などに贈ったらきっと喜ばれると思う。
相手を想うこと、相手に伝えること、『いつも いつも、いつまでも』という気持ちを新たに出来ると思うから。

「読んであげるなら4才から」と裏表紙に書いてあるけれど、ちゃんと理解できるのはもっと大人になってからかな。
黒いうさぎのかなしがる気持ちが、ちびっこだとまだぴんと来ないと思います。

2006/08/08 Tue | 本 > 絵本

ドミノ

ドミノ

恩田 陸
角川書店
単行本

恩田陸さん、こういうのも書くんですね〜という嬉しい驚き。

主な登場人物だけで27人と1匹。
それぞれの事情を抱えつつ、彼らが東京駅やその周辺でてんてこまいしているのです。

まったく関係ない他人である登場人物たちにちょっとずつ因果関係がついてくるのも面白いのだけれど、とにかく先が気になってページをめくる手が止まらない。
みんな必死なんだけど、何だかコミカルで愛嬌があるのよね。

どんどん読んだのですぐに読み終わってしまった。
それぞれの今後をもっと読みたいなあという気持ち。
こういう小説が久しぶりだったっていうのもあると思うけど、『本って楽しいなあ』という気持ちにどっぷり浸ってしまいました。
読後感も悪くなかったしね。

登場人物が多いし場面の転換も頻繁だから、少しずつこま切れで読むのには向かないかも。
一気に読む方が絶対楽しめると思います。

あとは、ちょっぴりだけ作者視点の部分が出てくるのが意外で『へー』と思ったのと、ダリオに驚いた。

2006/07/20 Thu | 本 > 日本の小説・エッセイ > あ行 > 恩田陸

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード (上)

ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店
単行本

面白かった!
読む前は難しそうだなあと身構えていたけれど、すごく楽しめた。

宗教の歴史的な背景や聖杯伝説や美術品に隠されたメッセージなど、難しいけど興味深い内容だった。
どこまでが真実なのかはわからないけれど……。

すごく先が気になるストーリー展開なので、まったく飽きずに読み終えました。
謎解きにドキドキしたり、追われてハラハラしたり。
でも最後はちょっと物足りなさが残ったかな。
脇役ではあるけど、ファーシュ警部の胸の内とかイマイチ理解しきれずに終わってしまった気がする。

映画の公開前に、テレビでダ・ヴィンチの作品の謎みたいなのをやってたの。
それを見てたから「最後の晩餐」に潜んでいるメッセージの所などは映像が頭に浮かんで理解しやすかった。
こうなってくると映画も観たいけど、良くないっていう評判も聞くし、どうなんだろ。

2006/07/13 Thu | 本 > 海外の小説 > ダン・ブラウン