感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)
J.K. ローリング 松岡 佑子

おすすめ平均
やみつきです。
刺激的な一品です!
エンデの「モモ」と同じくらい面白いかも。傑作です。
読むのも楽しいが、聞くのはまた別の喜び!
原作VS映画 結果・・・原作の勝ち

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シリーズ3作目。
これは今まで読むタイミングを逃して来てしまっていたので、初めて読みました。

最初の方は前2作を読んでいない人のためか、少し説明っぽい文章が多かったかも。
またまた新しい登場人物が数人。
事件も多く、あれはどうなるんだろ、これってどういうこと?こっちはどうなっちゃうの?という感じ。
ロンとハーマイオニーのケンカも多くて、何だかハラハラしちゃってました。

そして後半でドンデンというか意外な展開になっていったので、最後は一気に読み終えました。
うーん、やっぱり面白い。
勢いが落ちてないなぁって思ったよ。


ハリーの気持ちを思って切なくなっちゃった場面もあったのだけど、この辺は次回作とかでまた展開があるのかな?
早く読まないと。


それにしても、マルフォイのむかつくことと言ったら!
意地悪だし卑怯だし・・・。
でもハリーも嫌味で返したりして、負けてなかったなぁ。

2004/10/18 Mon | 本 > 海外の小説 > J.K.ローリング

ハリー・ポッターと秘密の部屋

ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2)
J.K. ローリング Joanne Kathleen Rowling 松岡 佑子

おすすめ平均
Relatively boring comparing to the other 3 pieces
部屋ってroomだけじゃないのね
原作VS映画 結果・・・ドロー
少し成長したハリー
子ども向けだと思っていたら。。。

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これも再読。
初めて読んだのは随分前なんですが。
映画をスカパーで観たのが今年6月、最近になってゲームでもストーリーは見ていたので、大体のあらすじは把握した状態で読んでいました。
でも、やっぱり面白い!!
映画になるとどうしてもカットされてしまう部分が出てくるし、映画で観てるだけじゃ勿体ないなぁって思いました。

新しい登場人物が何人か増えているのだけれど、今までの登場人物たちのキャラクターもますますクッキリしてきています。
みんな魅力的で困ってしまうよ。

事件も、より難しくなっている気がしたなぁ。
そのあちこちに伏線が張られていて、判明するたびに『おお〜』って感じでした。

ハラハラしたりププッと笑ったりしながら読み進め、最後にはやっぱりジーンとする場面あり。
いやー、面白かった。
世界中で売れてるのも納得です。
それにしても、海外の作品をここまで楽しんで読めるなんて。
J.K.ローリングもスゴイけど翻訳者もスゴイんだろうなぁと思ったりもします。

次の作品で、ハリーたちがどういう成長をするんだろうっていうのも楽しみの一つ。
このあと続けて読みまーす♪

2004/10/13 Wed | 本 > 海外の小説 > J.K.ローリング

ハリー・ポッターと賢者の石

ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
J.K. ローリング J.K. Rowling 松岡 佑子

おすすめ平均
Interesting ideas, but no depth for adults
とても 楽しい 本です
Enter into the world of Harry Potter...
賢者の石 携帯版
読みやすかったハリーポッター

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彼が同タイトルのゲームをやっているのを見ていたら、再読したくなりました。

ハリー・ポッターシリーズの1作目。
もう有名すぎるほど有名ですが・・・。
最初に読んだのは、2000年10月頃。
当時まだお付き合いもしていなかった今の旦那さんに貸してもらったんだ。
これをキッカケに本の話で盛り上がるようになり、他のこともイロイロ話すようになり、そして今のお付き合いに繋がっていったという、私にとってはとても思い入れのある作品なんです。
初めて読んだ時には、ただただワクワク。
設定、登場人物、ホグワーツのすべてが魅力的に感じて、夢中で読み終えた記憶があります。
伏線もあちこちに張ってあるし、ストーリーの展開もドキドキしちゃいます。

映画を観た時には『原作から思い描いていたイメージそのまま!』と感激したり『あのシーンがないなあ』と思ったりしてました。
そして今回の再読では、読みながら自然と映画の場面が思い浮かんできました。
いい感じに相互作用。

前回は展開が気になって急ぐように読み進めちゃったんですが、今回は2回目ということで、より大切に読んだような気がします。
ダンブルドア先生が最後に得点を発表するところでは感動・・・。
やっぱり好きです、ハリー・ポッター。

2004/10/09 Sat | 本 > 海外の小説 > J.K.ローリング

白い犬とワルツを

白い犬とワルツを
テリー ケイ Terry Kay 兼武 進

おすすめ平均
穏やかな気持ちになれる本
前評判のわりに・・・
白い犬とワルツを
主人公の幸福と悲しみに、何度も涙
あらすじが分かっていても読める本ってのは、いいなぁ。

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帯には「痛いほど胸をゆさぶる大人の童話」と書いてある。
これに惹かれて購入。

サムというおじいさんが主人公。
愛してやまなかった妻が死んでしまって、悲しみにくれている。
この悲しみがすごく伝わってきて、まず泣けます。
自分と彼の老後のイメージと勝手にシンクロさせてしまって更に泣きました。

先に死ぬのも死なれるのも悲しいなって思ってたけど、これを読んだら、漠然と想像していた悲しさがリアルになってしまったという感じ。

さて、妻の死後、一匹の真っ白な犬が現れます。
サムは最初こそこの犬を追い払おうとしていたけれど、徐々に「白い犬」「俺の犬」と呼び、大切な存在になっていきます。
でも、この犬は子供たちには見えないの。

この「白い犬」が物語の重要なカギ。
サムの子供たちの間では”パパの幻覚”だとか”犬の幽霊”じゃないかといった議論も交わされます。

後半、子供たちにも白い犬が見えた。
とっても父親思いな子供たちだから、見ることができたのかな?

妻がいなくてもこの白い犬がいたから、サムはちゃんと生きていくことができたのかも。

でも、物語のそこかしこに出てくる妻の思い出が切なくて涙が出る。
ちょっとしたきっかけで妻を思い出し、夢の中では元気な妻に会う。
そういう描写を読むたびに胸がキュゥってなった。

50数年も結婚生活を共にして、ずっと一緒に過ごして、そういう人がいなくなった後はどれほど寂しいんだろう。
愛してる人を亡くすのは考えられないくらい苦しいんだよね、きっと。
でもそれだけの長い時間を愛する人と過ごせたっていうのは
間違いなくシアワセだろうし、苦しい思いをするからって愛さないではいられないんだよね。

読んでからしばらく、そんなことを考えていたよ。

2001/01/01 Mon | 本 > 海外の小説 > テリー・ケイ

IT

IT〈1〉
スティーヴン キング Stephen King 小尾 芙佐

おすすめ平均
キング渾身の超大作!
キングの超大作
全4冊(文庫)の大作。ゆっくりたっぷり時間をかけて読むのであれば・・・
キングは未だ、この作品を超えていない
キング読むならこれを読め

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文庫で4巻にわたる長編。
最初の1巻は何だかとっつきにくくて、ダラダラ惰性で読んでた感じ。
1巻の途中まで読んでほったらかしだったんだけど、前回の働いてなかった時期に本を買うお金がもったいなくて読みなおしたの。

1巻の最後あたりから登場人物ものみ込めて、あとは4巻まで一気!

子供たちが謎の”it”と闘うお話、、、と書いてしまうと思いっきりつまんなそうだけど、深いの。深いのよ!

7人のグループなんだけど、それぞれにスポットライトを当てて描かれてる。
子供の頃のコンプレックスとか好きだったもの、友達との関係とか、日常の小さな出来事とか、本当にいろんなエピソードが盛り込まれてるから、
7人分の半生を体験した気分になれちゃった。

読み終わった後は予想外に切なくて涙ボロボロでした。

1998/01/01 Thu | 本 > 海外の小説 > スティーブン・キング

リスタデール卿の謎

リスタデール卿の謎
アガサ・クリスティー 田村 隆一

おすすめ平均
軽妙洒脱で楽しい短編集

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短編集なんだけど、その中の”ナイチンゲール荘”っていうのがオススメ。
(他の作品はまったく覚えてない・・・。)

高校生の頃に、めちゃくちゃドキドキしながら読んだのを覚えているよ。
自分がこんな目にあったら、絶対あっさり殺されちゃうんだろうな。

短編(この作品は35ページ位)だからすぐ読めちゃうし、けっこう何度も読み返してます。
もうさすがにドキドキはしないので、感心しながらって感じです。

1989/01/01 Sun | 本 > 海外の小説 > アガサ・クリスティー