幸せのちから
全財産21ドルから億万長者へーー。そんな夢のような人生を本当に実現させた男がいた。
1980年代、サンフランシスコ。妻と5歳の息子と3人で暮らしていたセールスマンのクリス・ガードナーは家賃も払えず、どん底の生活を送っていた。ついには、妻が出て行き、家を追い出され、預金も底をついてしまう。そんなクリスは最後に選んだ道は、自分の才能を信じて一流証券会社へ入社することだった…。
かなり後半になるまで、貧乏すぎてみじめすぎて救いのない状態が続くので、観ていてツラかった。ダーリンが途中えぐえぐと泣いたほど。
実話を元にしているというからあまり脚色はできないのかなとは思うけど、もうちょっと配分がどうにかならなかったのーっと思ってしまった。
貧乏時代の描写がとても長いしインパクトも強いので、観終えた後もそちらの印象ばかり残っていた気がする。成功した気持ちよさはほとんど満喫できなかった。嫌いじゃないんだけど、決して楽しい映画ではないです。エンドロールの時とかでいいから、成功した後の映像がもうちょっと観たかったなあ。
あと、タクシーの運転手さんに訴えられたりしないか最後まで心配しつつ観てしまった。