感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

赤ちゃん語がわかる魔法の育児書

赤ちゃん語がわかる魔法の育児書

トレイシー ホッグ Tracy Hogg 岡田 美里
イースト・プレス
単行本

出産後、実家に帰って割とすぐに読んだ一冊。
アメリカのカリスマベビーシッターが書いたという本です。

前半は、「EASY」子育てと「SLOW」対応法というものについて説明してあります。
まだ何もわからない頃だったので、なるほどなるほどと思いながら読んだ覚えが。
実際の生活ではEASYがAESYになったりしてたけど、心構えとしてはとても役立ったと思う。

この方法を実践した何組もの夫婦の話が書いてあり、それらは具体例なのでわかりやすいけれど、それに割かれている割合が多いからちょっとだけまだるっこしかったな。

泣き方別の原因&対策表なんてのもあって、泣いたら急いで確認してみたりして。
でもぴったり当てはまるのはなくって、やはり実際に見て経験で判断していくしかないなと実感。

その他、母乳とミルクの話や、赤ちゃんの意思を大事にするやり方などの章もあったけれど、私には「EASY」と「SLOW」が一番興味深く読めました。

2006/03/27 Mon | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

やさしいお産・らくなお産―ラマーズ法決定版 いきまずに赤ちゃんが産める


古本屋さんで安かったから買ってみた。
平成5年発行なので、多少内容が古い部分もあるかも。

ざっと読み通したけれど、体操などはやらなかった。
呼吸法の練習は出産が近くなってから1、2度やっておいたけれど、不器用なのか、練習の時点ではまったく上手に出来なくて不安だった。

出産当日、やはり「ヒ、フー」や「ヒ、ヒ、フー」は上手く出来ずに過呼吸気味に。
私には、シンプルにただただ「フーー」が向いていたみたい。

出産の経過や呼吸法、体験談などがあって面白いけれど、ほとんどは病院で教えてもらえるような内容なのでわざわざ買わなくても良いかな。
この本で最も印象に残り最も役立ったのは、繰り返し書かれている『リラックスするのが一番大切』だという部分。
リラックスすれば痛みも和らぐらしい。
これを知っただけでも買った甲斐があったかも。

2006/02/23 Thu | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字

さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字

小栗 左多里 トニー・ラズロ
ソニー・マガジンズ
単行本

ハワイの魅力が満載な内容なのだけど、誰でも体験できるわけではないのもあってその辺が残念。
もし自分が行ったとしても普通の旅行になっちゃうんだろうなーと思うので、これを読んだからハワイに行くぞって気分にはなれないかなあ。
でもトニー&さおりが旅をエンジョイしている様子は楽しめたよ。

2006/01/10 Tue | 本 > コミック > コミック・イラストエッセイ

トニー流 幸せを栽培する方法

トニー流 幸せを栽培する方法

トニー・ラズロ
ソフトバンク クリエイティブ
単行本

トニーが書いている本。
日本語堪能すぎだよ〜と、ヘンなとこに感心しながら読んだ。
これをそこらの日本人が書いていたら胡散臭いものに感じてしまったかもしれないけど、トニーが書いていると思うと『フムフムそういう考え方もあるのねー』と納得。
さおりのイラスト付きでカワイイ。
でもトニー度診断は不要だったと思う。

2006/01/06 Fri | 本 > 日本の小説・エッセイ

お母さんをえらぶ赤ちゃん 〜ママ、またボクを生んでくれる?〜

お母さんをえらぶ赤ちゃん 〜ママ、またボクを生んでくれる?〜

ジョナサン・ケイナー 竹内 克明
説話社
単行本

3〜4歳くらいまでの子にオナカの中にいた時のことを聞くと、ちゃんと覚えていて話してくれるというのは聞いたことがあったんです。
でもこの本のテーマは、それよりも前。
オナカに入る前のことを覚えているんだって!!

実際に手に取るまでは『絵本みたいなものかな?』と想像していたのだけれど、そうではなくて掲示板の投稿から抜粋してある模様。
だから子どもから聞いたことをそのままのセリフで書いてあるの。すごく興味深かった。

読み終えた今、『スゴーイ!!』という気持ちと『本当に??』という気持ちが入り混じってます。
でも、子どもの作り話だ、想像だと片付けてしまうには共通している部分が多い。
やっぱり本当なのかなー?

出産予定の人にも出産後の人にも出産できなかった人にも響くところがあるんじゃないかと思える内容でした。
けっこう霊的な話もあるもんで我が家のダーリンは怖がってましたが(笑)。

でもオススメですよ〜。
私もお子が大きくなったらきっと聞いてみようって思いました。

2005/12/22 Thu | 本 > 趣味・実用 > 妊娠・出産・育児

花の慶次―雲のかなたに

花の慶次―雲のかなたに (1)

隆 慶一郎 原 哲夫 麻生 未央
集英社
新書

3巻で泣けるシーンがあって号泣。
そこからはほとんど一気に読み終えました。

前田慶次がすっかり好きになっちゃったよ〜〜。
ビバ!傾奇者(かぶきもの)!
このマンガの中には米沢はほとんど登場しないのだけど、米沢は前田慶次が骨をうずめた土地なのです。

もうすぐ米沢旅行。
元々は彼が前田慶次好きだから米沢行きが決まったんだけど、これを読んだら私も早く行きたくてウズウズ。楽しみだなー!

2005/11/03 Thu | 本 > コミック > マンガ > 歴史物

赤い薔薇ソースの伝説

赤い薔薇ソースの伝説
4418935053ラウラ エスキヴェル Laura Esquivel 西村 英一郎

おすすめ平均
starsメキシコでベストセラー

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「チョコレート工場の秘密」の話をしていた時に、チョコレートつながりということで友人にオススメしてもらった本です。

事前に聞いていた通り、官能的だった。
でもいやらしいわけじゃない。

台所で産まれたティタの人生のお話。
どんな気持ちを抱えていても、ティタの側には、いつも台所とお料理がある。

美味しそうな料理がたくさん出てくるのだけれど、それがちゃんと物語にかかわっている。
彼女のさまざまな感情が料理に反映され、ちょっと不思議なことが起こったり。
でもちゃんとストーリー性があるし、先も気になるのでどんどん読んでしまった。

ラストはちょっと意外だったな。
だけど余韻がすごく残る終わり方で、読み終わった後もしばらく浸っちゃいました。

2005/10/04 Tue | 本 > 海外の小説 > ラウラ ・エスキヴェル

ガラスの大エレベーター

ガラスの大エレベーター
4566014142ロアルド・ダール クェンティン・ブレイク 柳瀬 尚紀

おすすめ平均
starsチョコレート工場の続編

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「チョコレート工場の秘密」の続編だということなので、読んでみました。

続編。
たしかに続編なのだけど、チョコレートとか美味しいもの、まったく出て来ないのです。

しょっぱなからいきなり宇宙に飛び出しちゃうし、真ん中くらいまではずっと宇宙。
後半でやっと工場に戻るものの、あるハプニングを解決するためにてんやわんや。

面白いことは面白い。
でも、求めてたイメージとは違った。
ワクワクっていうよりはハラハラだったのよね。
そのハラハラも、光がないというか。

工場の不思議なあれこれや美味しそうなイロイロを読みたかった。
想像してワクワクするのを期待してたのになー。
読むのは「チョコレート工場の秘密」だけで良かったかも。

そしてあとがき、ますますパワーアップしてました。
自分の書いた英語に関する本を「名著です」とか言ってオススメしてるし。
どうもこの訳者さんのあとがきは鼻につくなあ。

2005/09/28 Wed | 本 > 海外の小説 > ロアルド・ダール

チョコレート工場の秘密

チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション 2
4566014118ロアルド・ダール クェンティン・ブレイク 柳瀬 尚紀

おすすめ平均
stars翻訳はともかく、児童書としては…
starsがっかり・・
starsじゃんけんのあとだし翻訳
starsうーん・・・
stars不愉快な翻訳

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久しぶりに本を読んだ。
「チョコレート工場の秘密」。
ずっとずっと読みたかったんだよー。ようこそ我が家へ!!

この本、ものすごく面白かった。
ちょっと自分で可笑しくなるくらいワクワクして、あまりに楽しくてもったいないから途中でいったん読むのを中断したくらい。

結局その日のうちに読み終わってしまった。
いやー楽しかった!
活字だけでこんなにワクワクなんだから、もし実際にこんな体験をすることになったらきっとワクワク死にするに違いない。
とにかく映画は観たいなあ。

ケチをつけるとすれば、訳者のあとがきってやつが余計だった。
何か自慢げなんだよ。

名前が勝手に日本語チックな名前に変えられちゃってたのも不満。
ティーヴィー(TV)っていう名字がテレヴィズキーになってたり。
グループって名字がブクブトリーになってたり。
そういう意味が込められてるとは言え、何か無理に和訳した感があってイヤだったのよー。
元の名前が知りたいなあと思ってたらあとがきに書いてあったんだけど、『こういう風に訳さないと本当に訳したことにはならない。以前出ていた翻訳では名前がちっとも面白くない。前の訳者はわかっていたのだろうか』みたいなことまで書いてあった。
自慢げな感じー。キライー。
別にさ、無理に名前を変えなくても、カッコで意味を書いてくれるなり脚注で説明してくれるなりすればいいのになーとか思って。
そうなってくると、実は文章も意訳しすぎて変なことになってるんじゃないでしょうねえとか思ってしまうよ。
まあ読みやすかったし、内容はそのままだろうから、『楽しい作品!!』っていう感想には変わりないのだけど。
ってことで、逆に前の訳者さんの方で読んでみたくなっちゃってます。
でも手に入らないっぽいんだよねー。

それにしても。
やっぱり「食べ物」モノには弱いってことなんだろうかねぇ。
でも食いしん坊な自分はとても好きです。

2005/09/06 Tue | 本 > 海外の小説 > ロアルド・ダール

似ッ非イ教室

似ッ非イ教室
4062635852清水 義範


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ちょこちょこチマチマと読み進めてました。
この作品、エッセイのようでフィクションなんです。

いかにもエッセイ風に仕立てて書かれているのだけど、ちょっとずつどこかで外れていくの。
フィクションと知らずに読んでたら、途中で『あれっ?』となるんじゃないかな。

気軽に読んで、エッセイっぽさにニヤッとするのが楽しい読み方かも。

2005/08/21 Sun | 本 > 日本の小説・エッセイ > さ行 > 清水義範