メキメキえんぴつ
大海 赫さんの本は本当に怖いな!
「メキメキえんぴつ」「大きく なったら、 なにに なる?」「アップルパイの つくりかた」「トーセンボー」「あなたの えらさは なんポッチ?」の5つのお話が収められている短篇集。
難しい漢字は使われていないし、ふりがなも振ってあるし、分かち書きもされているくらいだから小学校低学年の子でも読めると思う。だけどこれを実際に小学校低学年で読んだら怖くて夜も眠れないだろうな〜。特に「大きく なったら、 なにに なる?」「トーセンボー」のラストの恐ろしさといったら!
教訓や風刺の要素もあるんだけど、ちびっこ読者を突き放すような展開でホラー要素全開。シンプルなだけに強烈な恐怖感がある。でも面白い。試しに読んでみて欲しいなあ。きっとクセになると思う。