自宅だが、玄関だけはアパートのような雰囲気で居間とひと続きになっている。 私がサーちゃんとお出かけ準備をしていると、家の前に車が停まった。 窓から見てトヨだとわかる。
ちょうど準備も出来たので玄関に行くと、トヨが「13時からお風呂と言ってたから」といいながら入ってきた。 前に話したお風呂の時間を覚えていて、外して訪問してくれたらしい。 トヨは居間へと入ってきたが、私はこれから出かけるところだとは何となく言えずにいた。
いつの間にかマミもいた。 私の記念日だから2人で来てくれたとのこと。 覚えててくれたんだあと言って喜ぶ。 マアちゃんも後で来てくれるかな?でも忙しいから無理かもなと思っていた。
マミが言ったイリトリだかトリイリという言葉がわからず、パソコン(昔の場所リビングに置いてあった)の上にある国語辞典を2冊取ってもらった。 しかし両方とも載っていない。 2冊のうち1冊は、表紙を見ると、十二国記と何とかで見るどうのこうのというタイトルでまったく関係ない感じだった。
誰かが英語を出来るという話をしている。 その人のやり方でマミも英語を出来るようになったらしく、それをほのめかしている。 私はいいなあと羨ましがった。 難しい単語は使わず簡単なもので済ませるのがコツのようだ。
そういえばハリー.ポッターを訳してるんだと思い出し、すごい野望を始めたんだよとトヨに話し始めたが、前にも一度言ったような気がして「あれ、これ話したっけ?」と聞いた。 やはり話していたようだった。 | |