感想文

本とか映画とかゲームとか。ネタバレはしないようにしています。

お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし

お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし

金子 由紀子
アスペクト
単行本(ソフトカバー)

こういう本って『そこまでは出来ないよ〜』っていうほど極端なことが書いてあることが多いような気がするのだけど、この本は割と気楽に始められそうなところが良かった。
小さなことを2週間続けて習慣にしていくやり方だとか、2週間に一度実行したいプロジェクトの例などが参考になった。

読んだだけではあるものの、持たない暮らしを目指す上での心がまえが身についた感じ。欲張らずに、ちょっとずつ。
今年の目標は『持たない暮らし』なので、時々読み返しつつ頑張りたいな。

2008/01/12 Sat | 本 > 趣味・実用 > その他

非常階段―コーネル・ウールリッチ傑作短篇集〈別巻〉

非常階段―コーネル・ウールリッチ傑作短篇集〈別巻〉

コーネル ウールリッチ Cornell Woolrich 稲葉 明雄
白亜書房
単行本
コーネル・ウールリッチの短篇集。このひとの作品は初めて読んだ。『私が死んだ夜』『セントルイス・ブルース』『さらば、ニューヨーク』『天使の顔』『ぎろちん』『眼』『非常階段』の全7篇。

どれも、先が気になりすぎて早く読みたい気持ちが先走ってしまうような展開。ハラハラドキドキ。アガサ・クリスティーの短篇集『リスタデール卿の謎』に入っている『ナイチンゲール荘』を読んでた時の気持ちを思い出した。

『私が死んだ夜』:苦しいようなドキドキ感
『セントルイス・ブルース』:読み終えた後の余韻がすごい
『さらば、ニューヨーク』:成功したのに消えない絶望感。これも余韻が残ったなあ
『天使の顔』:これは他のに比べると印象が薄かった
『ぎろちん』:ラストはそう来たかと思った
『眼』:こういう、不利な条件で闘うような設定の話ってけっこう好き
『非常階段』:殺人事件を目撃してしまった少年のお話。もどかしいやらハラハラするやらで一気に読んだ

2008/01/11 Fri | 本 > 海外の小説 > コーネル・ウールリッチ

いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)


主人公は、ネコの体に乗り移れる少年。
こんな設定からスタートしたものだから、最初から西澤保彦っぽさ全開だなあとか思ってちょっとニヤニヤした気分で読んでました。

この本は『かつて子どもだったあなたと少年少女のための―』が謳い文句の講談社「ミステリーランド」シリーズの1冊。
児童書っぽい装丁に、大きめの文字。さくさく読める。

ネコに乗り移れるというと何だかほんわかした物語のようだけど、そうでもない。起こる事件はいかにも現代っぽい嫌な感じ。やっぱり『児童書』の一言で片付けてしまうとちょっと違うな。

主人公の少年はネコの体を借りて事件を調べることにするのだけれど、これがいい。人が調べるのとは違うスリルやドキドキ感があって新鮮だった。けっこう夢中で読んでしまった。飽きさせない展開に、難しくないけど納得の謎解き。面白かった。でも後半のあれは切ないよー!

2008/01/10 Thu | 本 > 日本の小説・エッセイ > な行 > 西澤保彦

チミモーリョーの町―クロイヌ家具店・続篇


『クロイヌ家具店』の感想を書く時に続篇が出ていると知ったので、続けて読んでみた。
あれから数年後という設定。主人公だったナナホシ・モエルが今回も主人公。

この本は怖いよー!
児童書の域を完全に超えてる感じ。
『クロイヌ家具店』も怖さはあったけど、まだファンタジーっぽい部分もあった。だけどこの『チミモーリョーの町』はもはやホラーだ。
初版が2007年だから、きっと最近に書かれたのだと思う。現代を風刺しているような魑魅魍魎たちが次々と出てくる。そして容赦のない展開。おそろしい。
町や登場人物の名前はファンタジーっぽいだけに何だか余計に冷え冷えとした怖さを感じた。

途中でやめられず、一気に読んだ。面白い。でも怖い。小学生とかが読んだら夜眠れなくなっちゃうかもしれないなあと思った。私も、寝る前に読んだら何だか気が高ぶってなかなか眠れなかったもの。

読み終えた後も、強く心に残る本。イマドキの子や今後イマドキを担う子たちが読んで、怖がりながらも何かを感じてくれるといいなと思った。そんな1冊。

2007/12/09 Sun | 本 > 児童書

一気に3品!圧力鍋おかず―お鍋ひとつで3つのごちそう ラクチン46献立 毎日使える155レシピ


最初の方に蒸し器の使い方のコツ(アルミホイル・クッキングシート・そのまま)が出ているのだけど、それが一番役に立つと思った。

レシピは『一気に3品!』ということで3品ずつ載っているが、その組み合わせ通りに作ることはそうないはず。
こういうのを上段で作ればいいんだなと参考にして読むのがいい本だと思う。

ピンクポアブル・泡盛など、買わなくちゃ家にないようなものが何気なく使われていたのが残念だった。八角だって、買わないと我が家には無いよー。まあ、アレンジすればいいのだとは思うけど、レシピ本のレシピはシンプルな材料で出来る方が好きだな。

2007/12/08 Sat | 本 > 趣味・実用 > お料理

クロイヌ家具店

クロイヌ家具店 (fukkan.com)

大海 赫
ブッキング
単行本

タイトルから、不思議な黒い犬が営む不思議な家具屋さんのお話かな〜とイメージしてたのだけど。
まったく違った。そういう楽しげなファンタジーではないの。
設定からして怪しさが漂っているし、怖さもある。

「ぼく」はある日、庭のシイの木にお気に入りの椅子をあげたのをきっかけに、新しい椅子を求め「クロイヌ家具店」へと出かけます。
さまざまな椅子が並ぶ中、「ぼく」は王さまの椅子に目を奪われる。
そこから考えられないような出来事が次々と起き、その後は徐々に恐ろしい展開に。
先が気になって、途中からはもっと早く読みたくてもどかしかったほど。

一応は児童書なんだと思うけど、こんなの小学生の時に読んだらインパクト強すぎるだろうな。
いや〜、でも面白いわ!
今知ったんだけど、続編が出ているみたい。読むぞー。

2007/12/05 Wed | 本 > 児童書

夢ノキロク

夢ノキロク

網中 いづる 飯野 和好 こいぬま ゆき 荒井 良二 小岐須 雅之
産業編集センター
単行本

15名のクリエーターさんたち(網中いづる・荒井良二・飯野和好・小岐須雅之・小井沼由紀・コロボックル・セキユリヲ・たかぎなおこ・長崎訓子・ヒダキョウコ・平澤まりこ・メグホソキ・柳原良平・やまだないと・寄藤文平)が、自分の見た夢を絵で表現するという本。
それぞれ見開き4ページずつで、大抵の人は2篇の夢を描いている。

絵にかかわるお仕事をされている方ばかりなので、さすがにどれも素敵。
現実の延長のような夢もあれば、いかにも夢だなあという幻想的な夢もあり、見ているだけでワクワクしてしまった。

絵の後には、その夢についての分析もあり。
ただ、この分析を誰がしているのかが不明なのよねー。
一週間だけ夢日記が書けるようになっているページがあって、そこの表紙に『自分で分析したくなったら鞭羊子という人の「夢の辞典」を参考にするように』ということが書いてあるので、もしかしたらこの人なのかもしれないけれど。

誰が夢分析しているのかがわからなかったので、読んでいても何だか腑に落ちなかった。ちょっとこじつけ?って思ってしまう解釈もあったし。
実際に夢を見た本人から分析へのコメントがあったら良いのになと思った。

大概の本にあるような、「目次」や「出版へのいきさつ」といったものがまったくないのでちょっと不思議だった。イラスト集、みたいな位置付けなのかな。

小岐須雅之さんの夢が、いかにもメッセージ色が強そうだったので心惹かれた。
あとは、やっぱり絵が上手だとこうやって見た夢を伝えられるからいいなあと思った。

2007/12/05 Wed | 本 > 趣味・実用 > 夢

フードプロセッサーで絶対作りたくなるレシピ


フードプロセッサーは持ってないんだけど、バーミックスで作れるかなーと思ったので読んでみた。
日常的に活躍させられそうなレシピがほとんどで、本当に『作りたくなる』1冊。

中でも、「じゃこと紅しょうがのがんもどき」と「ふりかけ」は絶対に作ろうと思った。

この本で紹介されているナショナルのフードプロセッサーは「こね」が出来るのだけど、バーミックスには出来ないので、思わずフードプロセッサーも買おうかと頭の中で検討してしまった。
置く場所や使用頻度など考えたら却下になったけど。
パンはホームベーカリーかヤミーさんレシピで作れるもんね。

2007/12/04 Tue | 本 > 趣味・実用 > お料理

和の離乳食―本物の味を赤ちゃんから


大人用のメニューと、そこから赤ちゃんに取り分ける方法が載っています。
取り分け方は離乳食の時期別に丁寧に書いてあって、とてもわかりやすかった。

普段、『今日はこれを作ろう』と思っても取り分け方に悩むことが多々あったので、考え方が参考になった。

レシピはどれも美味しそうだし、自然にいろいろなものの味を覚えさせてあげられそうでいいなあと思った。
この本、初期の時に知りたかったな!

2007/12/04 Tue | 本 > 趣味・実用 > お料理

おいしい!はやい!圧力鍋おかず


圧力鍋を手に入れて初めて買う本としてオススメ。
142レシピ掲載されているので盛りだくさんという印象。
ただ、副題が『はじめてでもカンタン!』というだけあり、基本的なレシピも多かった気がする。

他の圧力鍋レシピ本にも出ているようなものも多いので、何か別のを持っているなら要らないかな。
でも、他に2段調理で3品作るやり方は参考になりました。

2007/12/03 Mon | 本 > 趣味・実用 > お料理